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2018.12.27
プレスリリース

TVドラマ連動型AI会話サービス「AI家売るオンナ」提供開始 ~放送業界初!複数人のAIドラマキャラクターとの会話を実現~

 日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:大久保 好男、以下、日本テレビ)とNTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:若井 昌宏、以下、NTTレゾナント)、株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:勝見 明久、以下、フォアキャスト・コミュニケーションズ)の3社は、日本テレビ系列水曜ドラマ「家売るオンナの逆襲」(主演:北川 景子 、2019年1月9日水曜夜10時スタート)と連動した、AI(人工知能)会話サービス「AI 家売るオンナ」を本日より提供開始します。「AI家売るオンナ」は、「家売るオンナの逆襲」のLINE公式アカウントと友だちになることで利用できます。

 このドラマは、2016年夏に連続ドラマとして、2017年5月にはスペシャルドラマで放送された「家売るオンナ」の続編で、北川景子演じる天才的不動産屋・三軒家万智が、顧客の問題を解決しながら、華麗に家を売りまくる痛快ストーリーが見どころ。

 ドラマの放送に併せて今回提供開始する「AI家売るオンナ」では、三軒家万智(北川景子)をはじめとした4人の登場人物がAIキャラクターとなり、LINEアカウント上で複数のキャラクターと会話を楽しむことができます。これまでユーザーとAIキャラクターの1対1での対話が主流だったAI会話サービスを、NTTレゾナントの技術「gooのAI」(*1)を活用しさらに進化させることで、よりユーザーがドラマの世界に入り込めるようになりました。テレビドラマと連動した複数人のAIキャラクターと会話できるチャットサービスは、放送業界初の試みです。

1. 背景

 日本テレビは、視聴者の環境変化に合わせた革新的な視聴体験を探求し、VR・ARやAIを使った最新放送技術の開発を進めてきました。また、NTTレゾナントは、2016年以降「gooのAI」技術を活用したサービスの開発・提供に取り組み、2018年からは「gooのAI」技術のセミオーダーソリューション「goo AI x DESIGN」(*2)において、企業のAIサービス導入の支援を始めています。

 この両社に、日本テレビのグループ会社でありインターネット領域を専門に扱うフォアキャスト・コミュニケーションズが加わり、「家売るオンナの逆襲」に登場するキャラクターと会話できるサービスを企画し、本日より提供開始することとなりました。日本テレビ、NTTレゾナント、フォアキャスト・コミュニケーションズでのAI会話サービスの提供は、昨年7月の「AIカホコ」に続き2回目となります。

 前回の「AIカホコ」は、AIキャラクター化した主人公の「カホコ」とユーザーとの1対1の会話のみでしたが、今回の取り組みでは複数のAIキャラクターとユーザーが会話することができます。

2. AI会話サービス「AI家売るオンナ」概要

 「AI家売るオンナ」は、ユーザーが会話を始めると、主人公の「三軒家万智(北川景子)」と、その夫であり上司の「屋代大(仲村トオル)」、同僚の「庭野聖司(工藤阿須加)」「足立聡(千葉雄大)」が、LINE Messaging APIを利用したLINEアカウント上で最大4人のAIキャラクターが返答します。ユーザーは、まるでドラマの舞台「テーコー不動産株式会社」の社員によるLINEグループに参加しているかのような感覚で、AIキャラクターとの会話を楽しむことができます。さらに、ドラマの各話放送終了後にドラマの内容とユーザーとの応答履歴をディープラーニング(深層学習)で学習するため、ドラマの進行と連動して各AIキャラクターの会話内容も徐々に変化していきます。

 「AI家売るオンナ」は、「gooのAI」のセミオーダーソリューション「goo AI x DESIGN」によるAI会話サービスです。「gooのAI」技術を基に、日本テレビが持つ「家売るオンナの逆襲」のキャラクターやシナリオデータを組み合わせることで、ドラマの世界観を強く反映しています。2016年以降継続的に開発を続けている「gooのAI」技術を活用することで、複数のAIキャラクターとの会話と、個々のAIごとの文脈をふまえたスムーズな会話応答を実現しました。

(1) 最大4人のキャラクターが文脈を理解して応答する

 「AI家売るオンナ」は、NTTレゾナントの「gooのAI」技術を用いて、ドラマ各回の内容などをディープラーニングで学習することで、最大4人のAIキャラクターがユーザーの投稿に対して雑談やドラマの設定に沿った返答をします。さらに、各AIキャラクターは1つの投稿に個々で応答するのではなく、キャラクターごとに直前の会話の文脈をふまえて返答するため、ユーザーは複数人のAIキャラクターとの自然な会話を楽しむことができます。

(2) AIとの親密度で会話の内容が変化する

 「AI家売るオンナ」は、ユーザーとAIキャラクターの親密度によって会話の内容が変わります。親密度は、会話の多少や継続性の有無のほか、AIキャラクターの名前を呼びかけて会話することで変化し、親密度が高くなればAIキャラクターとの会話が盛り上がりやすくなります。

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