用語集目次: た行

大量のデータの中からAI（人工知能）や統計学などを用いて、データの中に潜む相関関係やパターンを見つけ出したり、予測を行ったりする技術の総称です。

活用方法の例として、顧客の購入データに潜むパターンを見つけ出すことでマーケティングに活用したり、購入予測を立てたりすることができます。人間には気づきにくい、製品と製品の相関関係を見つけ出し、効果的なマーケティング施策を行うことができます。

ディープラーニング（深層学習）とは、機械学習の手法の一つです。大きな特徴はデータを分析する際に、人間の脳神経構造を模した「ニューラルネットワーク」を用いる点です。ディープラーニングは学習するデータのどこに着目すればよいかを人間が指定する必要がなく、着目点を自動的に見つけ出すことができます。

精度向上のためには大量のデータが必要ですが、言葉で特徴を指定することが難しい画像認識、音声認識、自然言語処理などに適用され、その性能を大きく向上させました。

チューニング（tuning）とは、一般的には「調律」「同調」を意味する言葉です。AI（人工知能）関連サービスにおけるチューニングとは、より精度の良いAIを提供するために、入力データやパラメータを調整したり、修正したりすることを指します。
AI関連サービスにおいて、チューニングは最も重要な作業の一つです。正しいチューニングを行うことでAIの精度が向上し、効率的なシステム開発につながります。

チャットボットとは、「chat」と「bot」を組み合わせた言葉で、ユーザーの入力するテキストや音声に対して、ロボットが自動的に回答する会話型システムのことです。主にLINEやMessengerのようなチャット形式で提供されています。あらかじめ人間の手でルールやシナリオを設定し、決められた応答を返す「ルールベース型」と、AIが言語を理解し適切な回答を行い、会話ログを学習することでさらに賢く成長していく「AI型」があります。

チャットボットには「返答が早い」「24時間365日対応可能」「場所を選ばない気軽さ」「様々なチャネルでの提供が可能」といったメリットがあります。このことから、カスタマーサポート業務、商品販売、再配達依頼など様々な分野で活躍しています。さらに、「AI型」のチャトボットはAIによる予想外の応答を利用して、コミュニケーションツールとしても活用されており、キャラクタープロモーションや顧客接点の拡大に効果を発揮しています。