教師あり学習とは、機械学習における学習手法の一つです。例えば、ある問題を解く場合に、人間があらかじめ設定した「正解データ」とともにデータをコンピューターに学習させることでコンピューターが意図したとおりに問題を解くことができるようになります。このように正解付きのデータのことを「教師データ」と呼びます。
教師あり学習は、一般的に過去のデータをもとに将来の予測を行うため、迷惑メールのフィルタリングや天気予報、株価予測などに応用されています。分類問題に強く、正解データがない推論、分析などの分野では利用ができません。また、教師データの質や量によって、コンピューターの識別能力に大きな差が生じます。
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